のりおの声

2010年12月

 早いもので、今年も後1ヶ月を残すところとなりました。
臨時国会は結局この3日で閉じられることになり、殆ど何も議論されることもなく、政府の無策と失態ばかりが目についただけでした。
 それにしても、日本はこんな状態では、外国から全く相手にされなくなってしまうのではないでしょうか。外国の知人、友人に聞いても、日本政府が何をやりたいのか全く見えない、どうつきあっていいか分からないと言われます。その通りだと思います。
 国内でも、今の政府が何をやりたいのか分からないのですから、外国の人に分かるはずがありません。しかし、そんなことばかり言っていても始まりません。
 この8日に、日本の再生を期して、この国が長い歴史の中で培ってきた規律や規範、あるいは生活の知恵といった、日本的価値をもう一度見つめ直し、それに基づいてこの国のあり方を考える勉強会を立ち上げることにしました。
 かつて、日本を訪れた多くの外国人は、日本人は貧しくとも誇り高く、勤勉で、謙虚で、正直であると高く評価しました。日本がこれから世界の中で、どうやって生き残っていくのか、どうやって世界に貢献していくのか、日本と日本人の真価が問われようとしています。
 憲法の前文に、「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。・・・日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。」とあります。日本と日本人が目指すべきものは、まさにこのことではないでしょうか。
 日々の生活や経済の安定の方が大事だ、と言われるかもしれません。その通りでしょう。しかし、それでも、国家の目標なしに、一国の経済やその国民の生活の安定が図れるのでしょうか。
 日本は、世界で非欧米国として初めて近代化を成し遂げた国です。明治維新以降、日清、日露の戦争、そして中国での戦争、太平洋戦争と、この過程で多くの犠牲を払ってここまで来たのではないでしょうか。もちろん、私自身は戦争を知りません。語る資格はないのかもしれません。しかし、特に第二次世界大戦で犠牲になった方達は、今の日本と日本人の状況を見たら、どう思うだろうかと考えさせられることがあります。こういう国にしたいと思って、国家のために命を捧げたのだろうかと。
 8日はちょうど太平洋戦争開戦の日でもあります。意図して勉強会の立ち上げを、この日にした訳ではありませんが、もって瞑すべしか、と思いました。
 来年が皆様にとって良い年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

2010年11月

それにしても、民主党って一体何なのだろうかと思いませんか?
鳩山さんは、総理を辞めるとき、6月2日にテレビのインタビューで、次の選挙には出ない、と言ってませんでしたか。その前から、総理をやった人は政界を引退すべきだとも言ってましたよね。それが、もうしばらく続ける。もう一度選挙に出るんだそうです。
 また、民主党は、去年の総選挙で、企業団体献金・パーティ券購入の禁止をマニフェストで謳っていたのに、岡田幹事長はあっさりと解禁してしまいました。最近、民主党の若手議員は「自分は○○委員会の委員だ」からパーティ券を買えと関係業界に迫っているそうです。
 その他にも、尖閣問題での見え透いた嘘と責任回避。事業仕分けをいくらやっても、マニフェストで約束した財源など殆ど出てきません。
 嘘と言い訳と、口先だけのパフォーマンス、こんな子供じみた「ごっこ」政治はもうやめようではありませんか。こういう人たちだけが政治をやっていると思われるのも心外です。政治家として、というよりも、人間としてこんな人たちを信頼することは出来ません。いつも申し上げているとおり、政治に最も必要なのは「信頼」です。こんな政治と政治家を国民が信用するでしょうか。
 自民党は、わらぶき屋根の雨漏りがする古い中古住宅、民主党は新しいと思ったら、実は柱もない、ちょっと風が吹けば吹っ飛んでしまいそうなプレハブの仮説住宅。皆さんの目にはそう映っているのではないでしょうか。しかし、自民党には少なくとも柱は残っています。ただ、リフォームが必要です。雨漏りがしないように、トイレもウォッシュレットに替えなければなりません。柱ももう一度磨き直さなければならないでしょう。
 私自身は、この柱をもう一度しっかりと磨き上げたいと思っています。日本人が長い歴史の中で育んできた伝統や、規律や規範そして生活の知恵をもう一度見直したいと思っています。そのための勉強会を立ち上げたいと思っています。
 もう、こんな見せかけの、信念のない政治とは訣別しようではありませんか。底の浅いマスコミと、本質を理解しない似非インテリぶったコメンテイターの扇動にはもううんざりです。
 静かに、しかし熱い想いで、今一度、この国の社会正義の実現のために働きたいと思います。かつて、多くの外国人が賞賛した、日本人の正直さ、謙虚さ、勤勉さ、そして誇り高さと他者への配慮。こうした美徳を取り戻し、国際社会で真に尊敬される国と国民を目指したいと思います。

2010年10月

 今日から臨時国会が始まりました。私自身も、これまでの国土交通部会長から副幹事長(総裁補佐)に変わり、忙しくなりそうです。
ところで、今度の尖閣諸島の問題では、日本人であれば、誰もが驚き、あきれ、怒っているのではないでしょうか。ことさらに中国とことを構える必要はないでしょうが、相手は一つ引けば、二つも三つも押してくる国だということが分からなかったのでしょうか。それにしても、民主党政権はあまりにもひどすぎると思います。もちろん、背景には、去年の政権交代以来、アメリカとの関係が冷え切ってしまって、それを見透かした中国が日本の出方、アメリカの出方を試している面があると思います。そして、案の定、日本政府の対応はヘナヘナだったということでしょう。
国家は、言うまでもなく、領土と国民とで成り立っています。これにもう一つ付け加えれば、文化も挙げられるかもしれませんが、それはともかく、国民の生命、財産そして固有の領土を守れなければ、政府は存在意義を失い、国家そのものの存在も危うくなります。
 中国漁船の船長の釈放も、那覇地検の判断に任せた、一切政治介入はしていないの一点張りですが、こんなこと誰も信じていないし、こんな国家の存在そのものに関わるような問題で、民主党がこれまで声高に言ってきた政治主導を発揮しなかったとすれば、それこそ大問題ではないでしょうか。おそらくアメリカからは、いい加減にしろと言われたのでしょうが、その後日本政府が取った措置については、アメリカも呆れかえっているのではないでしょうか。また、フィリピンやベトナムなど、中国と領土問題を抱える他のアジア諸国も、日本は全く頼りにならない国だと思っているに違いありません。さらに、ロシアも、唐突にメドべージェフ大統領が北方領土を訪問するなどと言い始めたのも、背景は同じです。
 一体この国は何なのでしょうか。レアアースの輸出を止められたり、通関手続きでいやがらせをされたり、何があったかよく分かりませんが、フジタの社員が拘束されたり、そんな恐喝まがいの措置にすぐに屈してしまう国にいつからなってしまったのでしょうか。場所が尖閣だったから、ということとは何の関係もありません。これが、もし東京で犯罪を犯したケースでも同じことです。
 内政も外交も、全く無茶苦茶。無知・無能な今の政府は一日も早く交代すべきです。そうでなければ、国民はこの国に対して、名誉も誇りも感じられなくなり、そして国家は溶解してしまうでしょう。
 今回のこの事件が私達に突きつけた問題はものすごく大きく、重いと思います。国の主権、あるいは存在そのものを守るためには、耐え忍ばなければならないことも、またそういう場合もある、と思われませんか。

2010年9月

 9月に入ったというのに、連日、猛暑が続いていますが、お変わりありませんか。
 テレビも新聞も明けても暮れても、民主党の代表選ばかり報道していますが、皆さんはどう思われますか?
 一体、民主党って何なのか、と思われないですか?
昨年のあの総選挙からちょうど一年。ひょっとすると、3人目の代表、そして総理が誕生するかもしれません。自民党が3年で3人の総理を出した時、民主党もマスコミも何と言っていたのか、よく思い出してもらいたいものです。
 政権交代は選挙による民意の結果ですから、既成の体制の上にあぐらをかいてきた、自民党も猛反省しなければいけないのは当然ですが、それにしても、この民主党の体たらくを目の前にして、内閣支持率や民主党の支持率が上がるというのは、信じられない思いです。学級崩壊状態の民主党と、無為無策の政権、それでも、もう少し期待してみたいという国民の意思なのでしょうか?
マスコミの誘導なのか、総理がころころ代わるのは良くない、という思い込みがまん延しているようですが、無能な指導者が居すわり続けることの方がよほど危険です。 こういう状態になると、よく聞かれるのが、「誰がやっても変わらないから。」というコメントですが、変わらなければまだいいのですが、この国をこれ以上悪くさせてはいけないのではないでしょうか。
 経済もデフレと円高・株安で大変な状態になっています。特に地方経済は、秋以降、公共事業の大幅な落ち込みも加わって深刻な事態になるでしょう。先の政府・日銀の発表した対策も効果なく、せっかく少し立ち直りつつあった景気も大きな打撃を受けつつあります。このままでは企業は海外への流出を加速してしまいます。企業の組合員は、上からの指示で民主党に投票された方が多いでしょうが、この政権の無為無策によって、仕事が無くなるかもしれません。中小企業もそうです。多少の金融措置では追いつかない事態、つまり仕事がない状態になっています。リーマンショックは天災みたいなものでしたが、今の不況は明らかに民主党政権による人災です。いつも言うように、介護や環境や医療だけでは、国民は食べていけないのです。
 子供手当や、高速道路の一部無料化等で経済は良くなったのでしょうか。
経済対策も自民党時代のエコポイントの延長みたいなことしか知恵もなく、世界経済の話になると、総理も財務大臣も頭は真っ白で、用意された紙を読むだけ。おまけに、辞任した前総理は、総理をやった人は議員辞職すべきだと言っていたのに、次の選挙も出るつもりなのか、ヘタな仲介役はピエロで終わり。
 ここまでやらせてみて、自分たちでもよく分かったのではないでしょうか。
我々も、次に向けて準備を進めます。
 いずれにしても、民主党政権は一年で十分。高い授業料でした。

2010年8月

 参議院議員選挙のために先月号が抜けてしまい、申し訳ありませんでした。また、参院選でご支援頂きました皆様には厚く御礼申し上げます。
 それにしても、今回の選挙を通じてもつくづく感じたのですが、日本は地方を何とかしなければ、国自体が崩壊してしまうのではないか、ということです。
 国の盛衰の要因が何かというのは、これ一つというのはないと思いますが、少なくとも個々の国民の気概が大きく関わることは間違いないでしょう。今の日本人に一番欠けているは、気概と責任感ではないでしょうか。
 政治の劣化は、マスコミが政治をワイドショー化し、素人のコメンテイターが、したり顔で感情的な発言をし、司会役がそれを無責任にあおり、出演している議員もおもねるような発言をする、その結果だと思います。また、のべつ行われる世論調査とそれを気にして、正しいと思うことを言わずに、世論に迎合する政治家と政党。結局、選挙のための人気取り政治に傾斜してしまうという悪循環に陥っているのではないでしょうか。
 民主党政権は、今回の参議院選挙での結果も見てのことでしょうが、来年度予算で、特別枠の使い途について、コンテストをするというようなことを言っていますが、私は、これは政治家の責任放棄に他ならないと思います。政治がこの国をどういう方向にもっていくのか、それは国民の負託を受けた政治家が考えることであって、予算はそのための最大の手段です。コンテストで決めるのであれば、政治家なんか要らないと思います。
 誤解を恐れずに言えば、日本が抱えている問題の本質は、国内では経済が成熟し、少子高齢化が急速に進んでいく中で、社会保障の費用ばかりがどんどん膨らんでいく。これにどう対応していくのか。また、疲弊する地方をどう再生していくのか。国際的には、この国を取り巻く厳しい環境の中で、この国が誰からも相手にされないという状況だけは回避しなければなりません。
 もう大量生産・大量消費の時代は、少なくともこの国では終わりになろうとしています。昔に返ろうとは言いませんが、例えば、高齢化が進む地方では、車に乗って、郊外の大型量販店に買い物に行く、というようなことも出来なくなってきている訳ですから、地元で取れた野菜や魚を、歩いて買い物に行けるような地域作りをもう一度やってみればどうでしょうか。これは、政治や行政の役割というよりは、私達一人一人がその気になれば出来ることです。
 とにかく、国民一人一人が、地域のため、国のために何が出来るのかをしっかりと考えるべき時機に来ていると思います。政治や行政はそれを手伝う立場に徹するということではないでしょうか。
 私達は、もう一度、自助という基本に立ち返る必要があると思います。自助、共助、公助、この順番を間違えないようにしていきたいと思います。

2010年6月

 ついに鳩山政権が崩壊しました。政権交代後、わずか8ヶ月半の出来事です。その間、政治と金の問題やら、マニフェスト違反の問題やら、いろいろと言われてきましたが、着実に政策を積み上げていれば、こんな結末を迎えることにならなかったのではと思います。
 思い起こせば、二年半ほど前に、福田政権の時、大連立の話がありました。あの時、小沢さんは、民主党には政権担当能力がない、と言っていたのではないでしょうか。政権交代後も民主党のコアの部分は何も変わっていません。まさに、小沢さんが心配していたことが現実になってしまったということだと思います。
 民主党は、出来もしない財源捻出を唱え、国民の血税を誤った資源配分に使い、この国を根底からぶち壊そうとしています。もちろん、政権交代により、これまで自民党政権にできなかったことをやろうとしたことに期待が集まったことも事実でしょう。しかし、結果はどうでしょうか。まだ8ヶ月だから、と言われる方もいるかもしれませんが、もう8ヶ月も経っているのです。
 結論から言えば、所詮選挙のための政治でしかなかった、ということではないでしょうか。政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代を考える、と言われます。選挙至上主義のバラまき、そして票集めのための強権と甘言、その結果が今日の憂うべき状況を生み出しているのは間違いありません。
 もう一つ言えば、政治主導の意味をはき違えていることです。普天間の問題は典型的ですが、もう少し謙虚に、役所の言うことに耳を傾けて、これまでの経緯や問題点を聞いた上で判断していれば、こんなことにはならなかったでしょう。結果として、長年かかって積み上げてきた成果をひっくり返し、もう元には戻れないような状況を作り出してしまったことは、犯罪にも等しい行為であり、沖縄の人達のみならず、日本国民全体を危機にさらしてしまったとしか言いようがありません。
 また、総辞職することになった鳩山内閣は、その顔ぶれを見ると、労働組合、松下政経塾やNPO出身、そして比較的若いうちに組織を離れた人ばかりです。何を言いたいかというと、大きな組織を運営した経験のある人が少ない、ということです。
 政治、特に国政ともなれば、やはりプロが担当しなければなりません。わからないことがあれば、官僚に聞けばいいのです。政治家が自分の確固たる信念と考えがあれば、決して官僚に主導されることはありません。
 今の日本の危機と不幸は、高い授業料になったかもしれませんが、素人が能力もないのに、権力を握ってしまったと言うことではないでしょうか。
 だれが首相になろうとも民主党政権が一日延びれば、日本は一日早く破滅に向かって進んでしまいます。
来月の参議院選挙では、是非とも、皆様の良識ある判断をお願い致します。

2010年5月

 久しぶりで、この連休中少し休みをいただき、心身ともにリフレッシュすることができました。しかし、政治の世界はめまぐるしく動いています。
 4日に、鳩山総理が沖縄を訪問しましたが、自分で手の届かないところまで上げてしまったハードルは、元へは戻せません。今月中に決着をつけられなかったらどうするのでしょうか。それよりも、驚くべき発言は、米海兵隊の抑止力の意義を理解していなかった、ということです。鳩山さんは何年国会議員をやっているのでしょうか。これまで、日本の安全保障を考えたこともなかったのでしょうか。一国の総理が、ましてすぐ隣に核武装している北朝鮮や、ものすごいスピードで軍備を拡張している中国に取り囲まれている中で、国民の生命と財産をどうやって守るのかさえ考えていなかった、ということなのでしょうか。
 普天間だけの問題ではありません。オバマ大統領の「核なき世界」を、そのまま鵜呑みにして、無邪気に「核の先制不使用」などを唱え、世界から笑い物になっているのが、今の内閣の実情です。米国は、他の国が総て核を放棄するまで、絶対に自らの核兵器を廃絶することなどあり得ません。
 海兵隊は、一朝事が起こった時に、真っ先に突入する部隊です。世界は平和を希求する善意の国と人間だけで成り立っている訳ではありません。むしろその逆です。日本のこの混乱を見て、喜んでいる国もきっとあるはずです。一体、今の政権は日本をどうしようというのでしょうか。自主防衛するなら、今よりも軍備を拡充しなければならないし、しかし財政的に無理。鳩山さんが言う、常時駐留なき安保とは、少なくとも今の日米安保条約とは矛盾します。誰でも知っている安保条約の内容は、米軍が日本を守る代わりに、日本は基地を提供するということだからです。アメリカに対する批判はいろいろありますが、米軍がいなかったら、日本はどうなるのか、少しだけ考えてみてください。それにしても、そのアメリカも今の政府の対応についてどう考えているのでしょうか。出て行け、迷惑だと言われて、喜んでこの国に駐留し、守ろうという気になれるものでしょうか。
 鳩山総理だけではなく、また基地の問題だけではなく、現政権の未熟ぶりには、ただただ驚かされることばかりです。既得権にどっぷりと浸かった自民党より、素人っぽい、というより子供っぽい感覚が政治には必要だと思われたのかもしれません。一部のマスコミには、今だに現政権に同情的な論調さえ見受けられます。もちろん、受け皿に成りきれていない我々も大いに反省しなければなりません。
 しかし、今回の問題は、たとえそれが未熟な新政権の授業料であるとしても、決して安く上がるものではないでしょう。もうそろそろ目覚めないと、取り返しがつかない事になってしまいます。これまでも、何度か言いましたが、「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉の重さを今一度しっかりとかみしめてみる必要があるのではないでしょうか。

2010年3月

 早いもので、今年もあっという間に年度末になってしまいました。バンクーバーオリンピックも終わり、日本は金メダルこそありませんでしたが、五つのメダルを獲得し、選手の皆さんはさわやかな感動を与えてくれました。
 オリンピックを見て、その後、国会の審議を見て、何と大きな違いがあることかと思われた方も沢山おられたのではないでしょうか。スポーツは自分しか頼りになりません。日頃の努力の成果を、結果として示さなければなりません。
総ては自分の責任です。国会中継では、特に政治と金の話など、どうもすっきりとしない、責任逃れの答弁ばかりで、うんざりされたのではないでしょうか。
 秘書が逮捕されようと、議員本人が逮捕されようと、会計責任者が逮捕されようと、国会の場で説明もしなければ、参考人としての招致にも応じない。言葉は丁寧だけれど、誠意のかけらも見えず、まして潔さなど微塵も感じられません。自分が野党時代に言っていたことと、与党になってから言っていることがまるで違う。人の噂も75日、喉元過ぎれば熱さ忘れるくらいに思っているに違いありません。
 この世界に入って7年目になりますが、政治家にとって大切な資質は何か、と問われれば、正義感と嘘をつかないことが最低条件だと答えたいと思っています。
こんな人たちが今の日本を動かしているのです。翻って、しかし、では自民党の時代に戻したいかと言えば、多くの国民はノーと言うでしょう。政権交代は起こるべくして起きたのだとは思いますが、託した民主党は、ちゃらんぽらん。権力をいたずらにもてあそび、独裁的な、選挙のための政治しかやっていません。
日本はこれからどうなっていくのか、誰も明確な絵姿を示せていません。老後はどうなるのだろうか。若い人たちの仕事はどうなるのだろうか。子供達の将来はどうなるのだろうか。今の仕事は続けられるのだろうか。心配の種は尽きません。
政治は選挙のため、党のためではなく、国民のためである。こんな当たり前のことを今一度、自分の胸にも問うてみたいと思います。
春まだ浅いこの頃ですが、せめてオリンピック選手のように、言い訳することなく、自分の責任で義務を果たし、さわやかに生きていきたい。と、そんなことばかり思う、今日この頃です。

2010年2月

 大変遅くなりました。国会はご承知のとおり、鳩山、小沢両氏の政治資金問題、景気・経済対策、普天間基地の移転問題等々、重要課題が山積しています。
 今月は、民主党の政策が実施された場合に、この国がどうなるのか、少し冷静に考えてみたいと思います。
 来年度予算案の骨格は、ご存じのとおり、子供手当月額1万3千円、高校授業料無償化、農家戸別所得補償(米販売農家)、高速道路の無料化に向けた実験等、他方公共事業は18.3%減などです。
 全体で見ると、92.3兆円規模で、税収は37兆ほど、借金が44兆、残りはいわゆる埋蔵金で穴埋めしています。民主党は、選挙前には、一般会計と特別会計合わせて200兆あるので、無駄削減と組み替えで20兆くらいは簡単に出てくると言っていました。しかし、実際は借金と来年以降は当てにならない埋蔵金を使うことになりました。来年からは子供手当を2万6千円満額支給ということになると、これだけで5兆4千億ほどになってしまうので、政府内でも、この実施に異論が出てきていることはご承知のとおりです。他にも、ガソリンの暫定税率廃止の見送りなど、マニフェスト違反がいくつも出てきています。
 それはともかくとして、この予算の一番の問題は成長のための戦略がないことです。このままでは、日本の企業、特に製造業はどんどん海外に流出してしまいかねませんし、地方経済にとっては、公共事業の大幅削減が新年度になると確実に影響してきます。子供手当をもらって喜んでいたら、メーカーや建設会社に勤めているお父さんが失業してしまう、ということになるかもしれません。
 農家の戸別補償についても、どうして米だけなのか、多くの農家の方、また他の一次産業従事者の方が疑問に思っているし、この結果、米の生産量が増えれば、販売価格が下がって、結局生産費との差額はもっと広がってしまい、補償金も増えてしまうことになります。また、今の米農家が、自分が働けなくなった時に、後継者も見つからず、耕作放棄してしまい、なんのために補償したのか分からなくなってしまいます。
 また、普天間基地の移転問題も混迷を極めています。5月末までに移転先が決まらなかったら、どうするのでしょうか。今度はアメリカも黙っていないのではないでしょうか。日本の安全保障の根幹を揺るがしかねない大問題です。
 その他にも、外国人参政権問題や、まだ決まってもいない予算内容の事前漏洩問題など、国家や民主主義の統治機構の基盤を壊しかねない大きな問題が指摘されています。
 政権交代は、車の運転手が代わる、ということであって、車そのものを代えることではありません。そこをはき違えると、この国はとんでもない一党独裁の非民主国家になってしまいます。国民の皆さんは、そんなことを望んだのでしょうか?

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